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Vol.75
今日、6月28日月曜日。
この日、私は、4年間のオランダ生活を終え、
日本で、いったい何をし、何を考えているのでしょう。
「楽しいことの方が、きっと、多いと思うから。」
4年前、オランダ行きを前にめそめそしていた私を
こう言って送り出してくれた人が居ました。
あれからもう、4年経っちゃったんだなぁ。。
家の中が、がらんとしています。
ダンナは会社、娘は学校、息子はお友達のお宅に。
引越し準備で忙しいだろうからと、
相変わらずのママ友たちが
気を遣ってチビすけを預かってくれています。
みんなみんな、いい人すぎて、悲しくなるよ。
この窓からの見飽きた景色も
あとどのくらい、見ていることが出来るのでしょうか。
小さな小鳥がいつもさえずっているあの枝も。
我が家は明日、この家を出ます。
毎日少しずつ、細く長く、でも一生懸命に
日本とつながっていたこの機械も、
少し休ませてあげなくてはなりません。
日本から離れたくなかった私のために
よく頑張ってくれました。
どうもありがとう。
まだまだやらなくちゃいけないことはたくさんあるのに、
いまはちょっと、体が動きません。
声を出せば、一緒に涙も出てきそうです。
小さな頃から、もともと、
作文が好きでした。
口ではうまくいえないこと、なんだか照れてしまうこと
そんなことでも文章では案外上手に言えたりしました。
頭の中がごちゃごちゃで、自分自身の心がわからなくなる時、
文字にするとすーっと気づくことがありました。
ここへ来た当初、未知の国オランダについて、
日本の友達に“愚痴メール”を毎日送っていました。
「フリッツには悪いけど、大笑いしながら読ませてもらってるよ。」
「これさ、なにか、エッセイみたいに、まとめたら?」
“大笑い”??“エッセイ”だって〜???
まったくひとのきもちもしらないでっ!!!
実際に生活してみなよっ!大変なんだからーーー!!!
でも、そう言ってくれた友達のことばが
私の背中を押してくれたのは言うまでもありません。。
自分の中のオランダ生活を残すために書きたいと思いました。
プロのカメラマンが撮ったきれいな風景写真や、
わくわくするような観光ガイドブックに書かれているものではなく、
『生活者としてのオランダ』を。
そして、もう少し経ったら、
子どもたちにも読んでもらいたい。
今は、お母さんが毎週末、パソコンの前で、
何をしているのか何も知らない子どもたちにも。
忙しかったり、“ネタ”がなかったり、
気分が乗らなかったり、体調が悪かったり、、
まあ、この年になると、自分のこと以外にもいろんなことがまとわりついて、
「今週は書けない。。」と思うこともありました。
でも、フリッツかーちゃんは、頑張りました!!(笑)
自分で自分を褒めてやりたいです。(??)
単なる一主婦が、ここまで続けることが出来、
また、あんなにも多くの方々と暖かい出会いが出来たということは、
ある意味、『フリッツ人生最大の奇跡』と呼んでも過言ではないと思って居ます。
すごいすごいっ!!すごかった。。。。ね。
今、フリッツとしての私の心の中に、
「ありがとう」という言葉がうごめいています。
「ありがとう」を言いたい人がたくさんいます。
1.毎週、だいたい、時々、少し、一回だけ、『蘭まま』を読んでくださった
読者の方々。
メールを下さったたくさんのみなさん。
応援してくれた日本の友達、学生時代の仲間、元職場の同僚、教え子たち。
実家の両親、親戚一同。
そして大事なオランダのママ友。
2.私のようなものに、このように素晴らしい機会を与えてくださり、また
毎回、根気よく、美しく、更新してくださった、発行者さま。
3.面白くて、変で、腹が立って、きれいで素敵な『オランダ国』
いい加減で、マイペースで、調子がよくて、大きくて、
そして優しい『オランダ人さま』
本当にありがとうございました。
いっぱい、感謝です。
以上をもちまして
『和蘭ままのぼやき』全75編
無事、笑顔で、『完』とさせていただきます。
本当にどうもありがとうございました。
またどこかで、会えたらいいね。ばい。
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